Vitalik Buterin、スマートコントラクトの父Szaboの考えに疑問

「code is law」の概念は、ここ数年ブロックチェーン業界の人々に広く受け入れられている。

この概念はスマートコントラクトの父であるNick Szaboが提唱したものだ。

これに対して、イーサリアム研究員であるVlad Zamfir氏がこの概念には誤りがあるとの文書を発表した。

Zamfir氏の発表に対して、イーサリアムの創始者Vitalik Buterinも論表を出している。

「code is law」の概念は自然哲学的で、変化がもたらす影響は通常、プラスよりマイナスの側面が大きいと考えている。

しかしこの考え方は極端すぎるため、各シナリオに基づいて分析する必要があるとVitalikは指摘する。

Vitalikはまた、2016年から2017年にかけてのBitcoinの拡大を例に挙げている。Bitcoinはこの拡大をうまく達成できず、その損失はMt Gox事件を上回ると考えている。

Vitalikの評論の全訳

Nick Szaboの想像する世界では、政治や法律は必ず彼の期待する政治成果や、公共の利益を裏切るため、政治の持つ影響力は最低限に抑えなければならないと考えている。

私はこの考え方は誇張しすぎていると考える。保守社会哲学の基礎的な思想として、変化は良いことかもしれないが、負の影響をもたらす確率の方が正の影響をもたらす確率より大きいというものがある。

このことから、保守主義者は未成熟なメカニズムがもたらす結果はマイナスになると考えている。

私の経験から思うに、何もしないことが最も安全というこの思想は、特に変化の絶えない我々の環境下において、正解ではない。

例を挙げると、私はずっと、Bitcoinが2016年から2017年にかけてうまく拡大できなかった問題は大きく、多くの人の期待を裏切ったと考えている。その損失はMt Gox事件を上回るだろう。

Szaboの法は反政治ではなく、むしろ各個人の期待する政治結果を確実にするために、政治的な議論を終わらせることを望んでいる。

私はこのある種反社会的な行為は、ブロックチェーンガバナンスにおいては不誠実な参加だと考える。

Szaboは最終的に、シェリング(ドイツの自然哲学者)の考える世界を創造することを目指しているが、私はシェリングは反
社会的だと考える。

行動を起こす者の好転の可能性と、受け入れる者の確実性はトレードオ
フの関係にあり、シェリングは後者を選択する。

したがってシェリングは、参加者を妨げることはないものの、少数の不参加者を保護する。

私の考えでは、問題は細部を考えていないことだ。Szaboの法に反することで実現できる結果が、最終的にポジティブな結果をもたらすことを示すために、いくつかの例を挙げよう。

・コントラクトを更新してブロックを構築したノードに報酬を与える。
・米国の制裁に違反するスマートコントラクトアプリケーションを無効にする。
・将来DAOのような状況が発生する可能性を排除する。et…

あなたは自分の考えがほとんどの人と一致していると思うだろうか。自分の合意なしに上記のようなことを行うのを許容するだろうか。


翻訳元:Vitalik Buterin:比特币因扩容问题损失重大,远超Mt Gox攻击