QuadrigaCX事件から大型取引所の管理体制を見直す

カナダ最大の仮想通貨取引所であるQuadrigaCXが1.9億ドル以上のユーザーの資金を失ったが、いまだに補償できていない。

先日、取引所の創設者であるゲリー・コットン氏が突然インドで亡くなったことが報道された。

彼だけが会社のコールドウォレットの秘密鍵を個人的に所有しており、このコールドウォレットに入っている総額1.5億ドル以上の仮想通貨にアクセスできない状態が続いている。またその他4000万ドルの現金は第三者が保管している。

この件から、その他の大型取引所はどのように通貨を保管するべきであろうか。再びQuadrigaCXのような状況が起こるのを回避することはできるのか。

秘密鍵はCEOだけが保管するべきではない

QuadrigaCXはすでに破産寸前に追い込まれているが、多くの人はその組織構造に問題があったと指摘する。英仮想通貨系投資銀行CoinSharesのMeltem Demirors氏は、

QuadrigaCXには今回のようなケースに緊急対応できる準備がなく、信頼できる組織構造ではなかった。
可能性は低くとも、取引所の管理者や鍵の保有者が万が一不在となった場合でも運営を続け、ユーザーの資金を保護できるようにするべきである。

と述べた。

币安(Binance)のCEOである赵长鹏は、取引所はコールドウォレットを管理するにあたってマルチシグを採用するべきだと述べた。

マルチシグ
1つの公開鍵に対して複数の秘密鍵を用意し、設定した数の秘密鍵による署名が行われなければ送金処理が認証されないという仕組み。

取引所はユーザーの資金を守るために組織内部の管理系統の安全性に最も注力するべきだ。

多くの取引所はコールドウォレットを保管する際、ユーザーの資金を安全に保管するために十分に慎重な戦略を採用している。

昨年の12月、Coinbaseはコールドウォレットの更新で、古いシステムから新しいシステムへ約50億ドルのクリプトを移動することに成功した。これは多くの交易所にとって、Coinbaseのシステムを研究する機会となった。

Coinbaseは、技術的リスクの可能性を最小限に抑えるために、資金を移動する数カ月前から準備を進めていたと述べた。

これまで、コールドウォレットにユーザーの資金を入れ、その秘密鍵を金庫で保管するのが最も安全とされていた。

取引所の規模の拡大とともに、より安全で効率的なシステムを提供するために、新たな手法を再設計する必要がある。

QuadrigaCX事件の仮想通貨業界への影響

QuadrigaCX事件はMt.Goxの時と似ていて、仮想通貨業界全体の評判に影響を与えるだろう。ユーザー資金の保護と、既存の標準システムの構築に多額の投資を行った企業はより大きい影響を受ける可能性がある。

日本や韓国の取引所でも、頻繁な攻撃に対してすでに懸念と批判がでてきており、仮想通貨業界がまだまだ未成熟であることを証明している。

業界の進歩とともに、内部管理システムの安全性は改善し続けるだろう。


翻訳元:如何化解一人持有私钥的尴尬?大型交易所都是怎么存币的?