仮想通貨取引所のKrakenが英Crypto Facilitiesを買収

2月4日、米国仮想通貨取引所のクラーケン(Kraken)が仮想通貨の先物取引などのデリバティブを行うCrypto Facilities(英)を買収すると発表した。

これによって、クラーケンは取引所ランキング第46位から第4位に格上げされた。

買収額は少なくとも1億ドル以上

クラーケンは具体的な買収価格は発表していないものの、取引価格を9桁で表した。つまり少なくとも1億ドル以上の取引だったということだ。

昨年同社はリストラを行い、57名の従業員が解雇されたとCEOのJesse Powell氏が明かした。しかし彼は、「クラーケンはあらゆる分野の人材を積極的に採用している」と指摘した。

ビットコインのデリバティブ領域に進出か

深読みするならば、今回の買収はランキング第10位のHuobi Global(中)に対抗した戦略とも見て取れる。昨年の11月から、Huobiが進めているデリバティブ領域は急激に成長したと報告されている。

クラーケンは自身のデリバティブプラットフォームを構築する選択もできたかもしれないが、市場で最良の企業を買収することによって拡大するというGoogle的な方式を採用した。

ロンドンを拠点とするCrypto FacilitiesはFinancial Conduct Authority(FCA)の管理下にある。今回の買収は、比較的イノベーションを重視するFCAの管理の恩恵を受けたと報道されている。

クラーケンは2016年に、米最古参のビットコイン交換所CoinstterとCavirtexを買収している。買収後、当時と同様の管理体制が採られるのであれば、クラーケンはCrypto Facilitiesの顧客を自らのプラットフォームに移すことができる。

Crypto Facilitiesはまだ英国に拠点があるが、これまでの経緯からすると、クラーケンの支配下として改名する可能性が高い。

Crypto FacilitiesはRevenue Share Program (RSP)を発表

Crypto Facilitiesは流動性を高めるために、取引を行ったユーザーに毎週総額にして50,000ドルを与える、Revenue Share Program (RSP)を発表した。

毎週末にユーザーの収益分配率が計算され、その取引の貢献度に応じて報酬が支払われる仕組みだ。このプログラムは2019年の2月1日から10週間続く。

デリバティブは仮想通貨取引のフロンティアか?

币安(Binance)のCEOである赵长鹏は「仮想通貨市場は1000倍にも成長する可能性があり、デリバティブ市場は特に大きくなる。」と発言した。

仮想通貨価格は本来現物取引からきているので、デリバティブ市場の役割は限定的だ。しかしデリバティブプラットフォーム上での心理は必ず現物での価格にも影響を与える。

たとえばデリバティブ上での通貨の価格が自分の評価より高ければ、その通貨に対する見方は変わるだろう。株式がそうであったように、仮想通貨においてもデリバティブ市場の可能性は無限だ。レバレッジ取引などと組み合わせれば、取引量は非常に大きくなる可能性がある。

今回の買収によってデリバティブ領域に進出したクラーケンは、取引量の急激な増加と利潤拡大を手に入れるかもしれない。


翻訳元:从第46位或跃升至第4位,加密货币交易所Kraken做了什么?