バイナンスがビットコインSVの取り扱いを廃止

4月15日、バイナンスは4月22日にビットコインSV(BSV)の取り扱いを廃止すると発表した。廃止の原因は「不道徳と詐欺行為」だという。

KrakenでもBSV取り扱い廃止の是非を問う投票が行われた結果、73%が廃止に賛成し、反対派は7%にとどまった。shapeshiftもすでにBSVの廃止を決定済みだ。

BSVの開発者であるクレイグ・ライト氏は「ナカモトサトシ」を自称していることで有名だ。一方で、BSVのフォーク元であるBCHの主要開発者 Amaury Sechet氏も自身こそナカモトサトシだと主張し、ビットコインにライトニングネットワークを採用することが、ナカモトの理想のBTCの形であると強調した。

BSVとBCHの論争は年始から続いており、最近新しい展開を見せている。

きっかけとなった訴訟事件

1月19日から始まった「ライトニング聖火リレー」の発起人である@hodlonaut(ツイッターユーザー名)が、ライト氏の最初の攻撃対象となった。

ライトニング聖火リレーはビットコイン(BTC)の取引スピードの改善や手数料高騰問題の解決、マイクロペイメント(小額決済)を可能にすることが期待されているライトニングネットワークの普及を目的として始められた。ライトニングネットワークの信頼の連鎖を意味するハッシュタグ「#LNtrustchain 」を使ったライトニング聖火リレーは空前絶後の注目を浴び、Twitter社CEOやLinkeInの共同創始者も参加した。

@hodlonautはライト氏がナカモトサトシではないと常に信じており、ライト氏がナカモトを自称した際にはTwitter上で「嘘つき」と呼び、断固として反論していた。これに対してライト氏は名誉毀損で@hodlonautを訴えた。

これに対しクレイグ・ライトの反対者は自発的に同盟を組み、@hodlonautのための寄付ウェブサイトを設立。そして現在、28,000ドルにも及ぶ寄付が集まっている。

CZのツイートが市場に影響

数いるライト氏の反対者の中でも、バイナンスのCEOであるCZは最も有力だ。CZはライトニング聖火リレーにも参加し、この活動を後押しした。今月12日には、

クレイグ・ライトはナカモトサトシではない。これ以上我慢問題を起こせば廃止する!

とツイートした。これはライト氏の@hodlonautに対する脅しのような起訴への反抗だ。

現在このツイートは多くのリツイートといいねを集め、多くコミュニティメンバーが彼の意見に賛同しているが、CZ本人は「私はいかなる対立にも関与するつもりはない」と述べた。今回のツイートが、ビットコインの市場価格が再び落ちたことと無関係ではないと懸念しての発言だ。

U.TodayのインタビューにおいてもCZは「市場の動きを妨げるつもりはない」と述べたが、必然的にBSVの取引状況に大きな影響を及ぼすこととなった。

15日にバイナンスがBSVの取引を廃止すると発表したあと、BSVの市場価格は12%下落し時価総額ランキングは13位まで後退、一方BCHの市場価格は12%上昇し、ランキングでは4位に躍り出た。

コインベースは22日まで承認期間を延長、多くの取引所が廃止を検討

コインベースも静かに反BSV勢力に加入し、廃止に向けてブロックの承認時間を修正した。現在のユーザーのトランザクションを全て完了させるためには、1008ブロックを承認する必要がある。BSVは1ブロックあたり10分の計算量が必要なので、すべて完了させるためには約7日を要する。

対照的に、BCHは12個のブロックを確認するだけで承認が完了することになっており、BSVを取引所から追い出す準備をしているとも捉えられる。

同時に、KrakenはBSV廃止の是非を問う投票を行い、73%が廃止に投じている。またshapeshiftはすでにBSV廃止を決定している。

反BSV勢力とBSV支持勢力の対立は続いており、お互いがお互いを嘘つき呼ばわりしている。今のところ反BSV勢力が優勢であり、訴訟事件に関してもTwitter世論は@hodlonautを支持する声が大きい。


記事ソース:币安Shapeshift下架BSV,双方支持阵营矛盾持续激化